ニコン D4

Nikon D4

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ニコン D4とは

ニコンのフラッグシップ機とは何なのか

かつて各メーカーのフラッグシップモデルとは、プロ向けに開発された全てにおいて最高のスペックを持つカメラでした。しかし昨今では、ファインダー視野率や画像処理エンジンなどが下位機種と共通であったり、撮像素子の画素数に至っては上位機種よりも下位機種の方が上回ることも珍しくはなくなってきました。

ニコンのフラッグシップ機「D4」でも同様で、D600も視野率は100%を実現し、画素数はD800が上回っています。

「絶対に撮る」を確実に実現するのがプロのカメラ

どんなに高画素なセンサーがあっても、どんなに高速な連写機能があっても、狙った瞬間に撮れなければプロの仕事は成り立ちません。ニコンD4は一枚たりともピントを外さず確実に撮る信頼性があります。AFの動体追随性と高感度特性はロンドンオリンピックでの使用を念頭に開発されただけあって特筆すべき性能です。

新開発の「アドバンストマルチCAM3500FXオートフォーカスセンサーモジュール」は、51点のフォーカスポイントと「シングルポイントAFモード」「ダイナミックAFモード[9点、21点、51点、51点]」「3D-トラッキング」「オートエリアAFモード」のAFエリアモードがD3よりも更に高速・高精度化、低輝度下でのAF性能も向上しています。ピントが中抜けすること無く被写体に喰らいついていく様子は、ミラーレスカメラなどとは次元の違う動きです。

未踏の領域、ISO204800の拡張感度

D4では常用のISO感度域が100~12800と、D3の200~12800よりも低感度側に一段広がりました。また、拡張感度としてISO50の低感度とISO204800の超高感度に対応しています。

ノイズこそ多くはなるものの、拡張感度域であるISO25600でも使用できない画質ではなく、ディテールこそ劣化はしますが、ISO204800(打ち間違えではありません)という超高感度域への対応は、「必ず撮る」ことへの執念ともいうべき性能です。必ず撮らなければならないとしたら何物にも代えがたいアドバンテージとなります。夜間のスポーツから夜明け前の大自然にいる野生動物まで、今まで不可能だった写真表現を可能とします。

機能や画素数だけでは測れない性能

視野率100%のファインダー、堅牢なマグネシウム合金ボディ、過酷な環境でも動き続ける防塵防滴設計、暗所では各ボタンがイルミネートされて手元の操作性を確保する。一枚も逃すことの出来ないプロの世界で結果を出し続けるためのカメラは、スペックのみならず、現場で使えるかどうかが最大の評価となります。

ニコンのフラッグシップモデル機D4は、プロ機として厳しい環境でも確実に結果を出してくれるカメラです。シャッターを切ることに対して常に安心感を与えてくれる信頼が他のカメラとは違います。

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スペック

発売日
2012年3月15日
レンズマウント
ニコンFマウント
撮像素子
有効画素数1620万画素フルサイズCMOS
撮影感度
標準:ISO100~12800/拡張:ISO50,80,16000,204800
記録フォーマット
JPEG/RAW/TIFF
連写撮影
11コマ/秒
シャッタースピード
1/8000~30秒
液晶モニター
92万ドット/3.2インチ
ファインダー
光学ペンタプリズム/視野率100%,倍率0.7倍
電池
EN-EL18(撮影枚数2600枚)
記録メディア
CF
ライブビュー
対応
防塵防滴
対応
動画
1920x1080(フルHD)/フレームレート29.97fps
動画ファイル形式
MOV(映像圧縮方式:H.264/MPEG-4 AVC)
音声記録方式
リニアPCM
サイズ
幅160×高さ156.5×奥行き90.5mm
重さ
1180g

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