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ニコン Dfとは
写真に没頭するためのカメラ
ニコンDfはニコンFマウントのレンズ交換式デジタル一眼レフカメラです。高感度域に強い35mmフルサイズのFXフォーマットセンサーを採用し、プロ機同様の高画質を実現しています。
外観はニコンFMのようなクラシカルスタイル。ダイヤル操作で直感的な設定変更を可能とし、撮影者の意思をダイレクトに反映させ、写真を撮る悦びを感じることのできるカメラです。
プロ向けフラッグシップモデル「D4」と同じ画質
ニコンDfの画像周りには、ニコンのフラッグシップモデル「D4」と同じ、1625万画素FXフォーマット（35mmフルサイズ）CMOSセンサー、画像処理エンジン「EXPEED3」が搭載されています。
D4は常用ISO感度域が100～12800と幅広く、さらにはISO50への減感とISO204800相当への増感も可能です。特に高感度域での性能が素晴らしく良く、光量の少ない三脚が使用できない状況でも、感度を上げての手持ち撮影でノイズの少ないシャープで鮮やかな画像が得られます。
プロ向けの画像処理ですので、ハイライト・シャドーの階調表現が豊かで圧倒的な立体感や質感の高い再現性を得ることができます。これは普及型入門機には真似の出来ないアドバンテージです。
直感的に分かるマニュアル一眼レフな操作性
ニコンDfは外見上の大きな特徴が有ります。まず目を引くのが「ダイヤル」です。
ISO感度、シャッター速度、露出補正など、撮影に直結する操作は、カメラ上面、軍艦部にある専用のダイヤルで行います。液晶での操作とは異なって、電源OFFの状態でもストラップで肩から吊るしている状態でも、現在の設定値を一目で確認することが出来ますし、さらには設定をいつでも変更することができます。
液晶モニタで設定を変更しているときには、撮影まで１ステップ間を置いてしまうことが当たり前だったと思います。ニコンDfなら、手元でダイヤルを回して設定を変更し、すぐにシャッターを切ることが出来るので、マニュアル一眼レフに慣れ親しんだ方は直感的に、デジタルカメラに慣れ親しんだ方ならより一層撮影に集中することができます。
そして、一眼レフカメラとして重要なのが「ファインダー」です。
被写体をクリアーに、かつリアルタイムに見られる光学ファインダーは一眼レフの生命線。ガラスペンタプリズムを採用した視野率100%の光学ファインダーで、明るく大きなファインダー像を実現しています。
良いファインダーはクリアな像が表示されるので、オートフォーカス時のピント確認、マニュアルフォーカス時の厳密なピント合わせに威力を発揮します。オプションで格子線をファインダー内に表示されることもできますので、水平垂直を正確に整えた構図決定も容易です。
非AI方式ニッコールレンズが活かせる
ニコンDfは外見をクラシカルにしただけでなく、本当にクラシカルなレンズも使用することができます。
ニコンの一眼レフ用レンズは、1959年の登場から現在まで一貫して「ニコンFマウント」を採用しています。その中でも旧式のレンズは絞りの情報を外爪で機械的に連動させており、ニコンDfにはこれに対応するための可倒式の露出系連動レバーが装備されています。これによって絞り優先オートでの撮影が可能となり、往年のニッコールレンズを現役時代と変わらず活用することが出来るのです。
ニコンFMと同じような感覚で
ニコンDfは、かつての銘機ニコンFMを彷彿とさせるボディデザインで、その重さはニコンF3と同程度です。ダイヤル式の設定操作は直感的で分かりやすく、まさに撮るためのデザインが徹底されています。
かつてのMF一眼をそのままデジタル化したようなカメラですね。銀塩に慣れ親しんだ方もデジ一を使いこなす方も、ニコンDfを手にとって、その「直感性」を確かめてみてください。
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スペック
- 発売日
- 2013年11月28日
- レンズマウント
- ニコンFマウント（AFカップリング、AF接点付）
- 撮像素子
- 1625万画素FXフォーマット(35mmフルサイズ)CMOSセンサー
- 記録媒体
- SD,SDHC,SDXCメモリーカード（UHS-I対応）
- 連続撮影速度
- CL：約1～5コマ/秒、CH：約5.5コマ/秒
- ISO感度
- ISO 100～204800
- 液晶モニター
- 3.2型低温ポリシリコンTFT液晶モニター、約92万ドット（VGA）、視野角約170°、視野率約100%、 明るさ調整可能
- 電源
- 使用電池：Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL14a（1個使用）
- 寸法（W×H×D）
- 約143.5×110×66.5mm
- 質量
- 約710g（本体のみ）