images by bing
ライカ M8とは
デジタルになったM型ライカ
ライカM8は、1954年に登場したM型ライカである「ライカM3」の伝統を受け継ぐレンジファインダー式デジタルカメラです。
外観デザインは50年続くM型ライカの形を踏襲し、「ライカらしい存在感」は健在です。真鍮削り出しボディは使い込むほどに高級機の質感を醸し出します。
発売当時、Mマウントのレンジファインダー式デジタルカメラはエプソンのRD-1のみでしたが、本家からM型ライカが登場したことで、Mマウント機は再び脚光を浴びるようになりました。
M型ライカ初のメタルフォーカルプレーンシャッター
M型ライカの伝統であった布幕横走シャッターも、デジタル化に伴って精度の高い電子制御式の金属縦走りシャッターになりました。
M8で最速1/8000秒、M8.2で1/4000秒の高速シャッターが選択できるようになったことで、日中に大口径レンズのボケ味を活かすなど今までのライカでは出来なかった表現も可能になります。
シャッター音もM8.2では静粛さが増し、ライカの本領であるスナップ撮影にも威力を発揮します。
デジタル世代もレンジファインダー健在
レンジファインダーには、従来のM型ライカと同様に焦点距離に従って自動でパララックスが補正される高精度な部品が組み込まれています。
倍率は0.68倍で24mmの広角レンズから75mmの中望遠レンズまで対応し、レンズを取り付けると自動で対応するフレーム枠が表示されるようになっています。
距離計の基線長は69.25mmと従来のM型ライカと同じであるため、アタッチメント付きのズミクロン35mm/f1.4などのレンズも使用できます。
ネガのような柔らかさ
M8の心臓部には有効1030万画素の35mm版換算値が約1.33倍となるコダック製CCDが搭載されています。APS-Cサイズよりも一回り大きく、35mmレンズで35mm換算46mm相当、28mmレンズで同37mmと変化も少ない、レンズの持ち味を活かした撮影が可能です。
2009年にライカM9が発売されて以降も、ライカM8を愛用する人は絶えません。その理由は、まるでフィルムのようにどこかヌケきらない、独特の柔らかな描写が魅力だからです。M9のパラメータを変更してもこのような描写にはなりません。
またIRカットの効きが弱めで赤外被りがあるため、通常の撮影ではUV/IRカットフィルタを用いることもありますが、モノクロや赤外写真などにも適している数少ないカメラでもあります。
後継機が続々登場しているなかで、このような独特さが受け入れられているのも人気の秘密です。ぜひとも中古で狙いたいデジタルカメラです。
バリエーション
- M8.2
- 2008年に発売され、最高シャッター速度を1/4000秒にすることによって静粛性が向上しています。また、背面液晶部にサファイアを採用して、より強固な作りに変更されています。
最近「ライカ M8」を話題にしたブログ
- 情報なし
- 取り上げているブログは見つかりませんでした。
スペック
- 発売日
- 2006年
- 撮影素子
- 1030万画素 18ミリ×27ミリCCDセンサー(Kodak KAF10500/アスペクト比3:2。ローパスフィルター無し)
- 感度
- 160-2500
- 記録方式
- 16bitDNG / JPEG
- 記録媒体
- SDカード(4GBまで)
- ホワイトバランス
- オート/プリセット(6種類)/マニュアル/2000Kから13,100Kまでの色温度設定
- ファインダー
- 24-75mmフレーム対応 自動パララックス補正付きブライトフレーム・ビューファインダー
- ファインダー倍率
- 0.68倍
- 液晶モニター
- 2.5型約23万画素LCD
- 測光方式
- TTL開放16分割測光、中央重点測光、スポット測光 (ISO100/EV0~21)
- 露出モード
- 絞り優先AEモード、マニュアルモード
- シャッター
- 電子制御式縦走りメタルブレードフォーカルプレーンシャッター、オート:1/8000秒~32秒、マニュアル:1/4000秒~4秒、バルブ
- ドライブモード
- S:シングル撮影。C:秒間2コマ最大10枚までの連続撮影。セルフタイマー2秒/12秒
- フラッシュ
- 1/250までのシンクロ速度とBが設定可能
- 電源
- 専用リチウムイオン充電池
- 外部インターフェース
- 5ピンミニUSB2.0(ハイスピード)
- 大きさ
- 138.6(W)×36.9mm(D)×80.2mm(H)(突起部を除く)
- 重さ
- 545g
- 価格
- およそ65万円