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ライカ M9とは
撮影の本質に迫るライカ
ライカM9は、1954年に登場したM型ライカである「ライカM3」の伝統を受け継ぐレンジファインダーカメラです。
外観デザインは50年以上続くM型ライカの形を踏襲し、「ライカらしい存在感」は健在。真鍮削り出しボディは使い込むほどに高級機の質感を醸し出します。これほどまで形が変わらないのは、M型ライカというカメラが、撮影のためにほんとうに必要な形として完成されているからに他なりません。それはデジタルの時代でも同じで、撮影の本質を追求した研ぎ澄まされたカメラなのです。
ローパスレスフルサイズセンサー搭載
ライカM9の最大の特徴は、35mmフルサイズセンサーの搭載です。ではやや小さいセンサーを搭載し、35mm換算値で焦点距離の変化がありましたが、フルサイズになったことで、いよいよフィルム時代の膨大なレンズ資産をそのまま使えるようになりました。アダプタを使えば、さらに時代の古いLマウントのレンズを使用することも可能です。
ドキュメンタリーからアートまで、高いクオリティーを求めるカメラマンが使用するライカとしてセンサーの生み出す画質はとても美しく、ローパスレスによって高精細・高解像度を実現し、Mレンズの性能を余すことなく引き出します。
磨り減るほどに美しい
未だ古いライカが使われているように、一つのライカが生涯に渡って使用されることは珍しくありません。これはデジタルになっても大切にされ、ボディには高強度のマグネシウム合金、トップカバー、ベースプレートには無垢の真鍮を削りだしたものが使われています。
日本では多くのカメラメーカーが盛んに新製品を発売し、愛用者も次々と買い換えていくのが当たり前のようになっていますが、海外では、特にライカはトップカバーの塗装が剥がれ、真鍮が見えるほど使い込むことも少なくないようです。
一つのカメラを使い続けることの出来るカメラがライカです。デジタルでもワンランク上のクラスをぜひお愉しみください。
バリエーション
- M9-P
- ライカのロゴをなくした、シンプルで目立たないバージョン。性能は同一です。
最近「ライカ M9」を話題にしたブログ
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スペック
- 発売日
- 2009年
- 撮影素子
- 1800万画素35mmフルサイズCCDセンサー
- 感度
- 80-2500
- 記録方式
- DNG / JPEG
- 記録媒体
- SD,SDHC
- ホワイトバランス
- オート/プリセット(7種類)/マニュアル/色温度設定
- ファインダー
- 24-75mmフレーム対応 自動パララックス補正付きブライトフレーム・ビューファインダー
- ファインダー倍率
- 0.68倍
- 液晶モニター
- 2.5型約23万画素TFTカラーモニター
- 測光方式
- 実絞りによるTTL中央部重点 (ISO160/EV0~20)
- 露出モード
- 絞り優先AEモード、マニュアルモード
- シャッター
- 電子制御式縦走りメタルブレードフォーカルプレーンシャッター、オート:1/4000秒~32秒、マニュアル:1/4000秒~8秒、バルブ
- ドライブモード
- S:シングル撮影。C:秒間2コマ、セルフタイマー
- フラッシュ
- 1/250までのシンクロ速度とBが設定可能
- 電源
- 専用リチウムイオン充電池
- 外部インターフェース
- 5ピンミニUSB2.0(ハイスピード)
- 大きさ
- 139(W)×37mm(D)×80mm(H)
- 重さ
- 585g
- 価格
- およそ75万円